自分の時間がない!子育てをしながら週に10時間の自由時間を得る方法とは?
- びっくりするくらい自分の時間がない
- 家事・育児の負担が大きすぎる
- 仕事の生産性をあげたい
- 自分のやりたいことをする時間がほしい!
家事育児に1日のほとんどの時間とエネルギーを使い果たしている現状。
やだやだやっぱり自分の時間がほしい!!!
今回は、「どうすれば自分の時間ができるのか」について本気で考えてみました。
その結果、「自分しかできない仕事を減らす」という結論がでました。
その結果、簡単な工夫で、週10時間以上の自分時間をガッチリ確保!
今日は、そんな話をしたいと思います。
自分の時間がない問題
わたしが今一番やりたいことは、ブログを1日1記事書くことです。
これまで、「1日1記事を達成するにはどうすればいいのか」についてずっと考えてきました。
けど、なかなか答えを見つけられないままずるずると3ヶ月が経過。
現在は、1週間に1記事、よくて3日に1記事。
1日1記事更新の目標からはまだまだ遠い!
なぎさ
ちなみに、1記事を書き終える目安時間は、リサーチから文章化まで8時間くらいと考えてもらえたらと思います(もっとかかっとるかもしれんけど)。
1日をタイムスケジュール化してみる
最近のわたしの1日のタイムスケジュールはこんな感じ。
7時半 | 起床、娘トイレ、朝食準備 |
8時 | 朝食、掃除、洗濯、出かける支度 |
9-10時 | 子供たちとおでかけ |
12-13時 | 帰宅後昼食、お昼寝のための寝かしつけ |
14時 | お昼寝中にブログを書く |
16時 | 子供のおやつ、買い物、クリーニング |
17時 | 娘と夕食作り |
18時半 | 夕食、子供たちとお風呂、子供たちと遊ぶ、洗濯物たたむ |
20時 | 夫帰宅、夫の夕飯準備 |
21時 | 子供たち寝かしつけ |
22時 | ブログを書く、夫とのコミュニケーション、授乳、夜泣き |
2時 | 就寝 |
子供がよく寝てくれる日は4時間程度、あまり寝てくれない日は2時間程度しかブログのための時間がない状況です。
1記事8時間かかるブログを1日1記事更新しようとしても絶対無理やん!
なぎさ
自分の時間を増やすための工夫(これまで考えてきたこと)
どうすればブログの時間を増やせるか、これまで考えたのが次の4つ。
- 睡眠を削る
- 夫とのコミュニケーションの時間を削る
- 子供を一時保育に預ける
- 買い物の外注化
睡眠を削る
睡眠時間を削ってブログの記事を書きました。
夫とのコミュニケーションの時間を削る
ブログに取り組みたいことを理解してもらい、夫婦で過ごす時間(の一部)をブログにあてるようにしました。
子供を一時保育に預ける
週に1、2回、午前中の3時間だけ一時保育に預けることに成功。
買い物の外注化
生協に登録しました。
実際に買い物の時間は減っていません。
生協の商品の価格は地元のスーパーよりも高いので、重いもの(水や酒・みりんなどの調味料)以外は買えない…。生協のお料理キットも夫から反発を受け断念。
4つの方法でブログを書く時間が少し増えました!
なぎさ
「生産性をあげる」という考え方
ブログを書く時間は少し増えたけど、欲を言うなら「もっと時間がほしい!」。
そんなときに書店でパッと目に入ったのが、社会派ブロガーちきりんさんの新著『自分の時間を取り戻そう』でした。
ちきりんさんは、自分の時間を取り戻すには、家事育児も含めた全ての仕事において「生産性をあげる」必要があると言っています。
生産性とは「時間やお金など有限で貴重な資源」と「手に入れたいもの=成果」の比率のことです。
「生産性が上がる」とは、あらゆる資源の活用度合いが高まること、あらゆる資源が、今までより有効に使われ始めることを意味しています。
図で表すとこんな感じ。
これまでわたしが考えてきたブログの時間を増やすための工夫は、
睡眠時間を削る
コミュニケーションの時間を削る
子供を一時保育に預ける
買い物の外注化
の4つです。
ちきりんさんの著書を読んで、この4つの中に、生産性のあがらない工夫と生産性のあがる工夫があることが判明しました!
生産性のあがらない工夫
睡眠時間を削ったり、コミュニケーションの時間を削ることは生産性のあがらない工夫です。
確かにインプット(時間)を増やせばブログを書く時間が増えるので、成果(記事数)はあがります。
しかし、生産性はあがっていません!
もっと問題なのは、これらの工夫は長く続けられないということ。
夫婦のコミュニケーションの時間を削りすぎる→お互いに満足度が下がり、ケンカが増える。
睡眠時間を削りすぎる→イライラしやすくなる、集中力が低下する
ストレスが増加して、1記事仕上げるのに時間がかかるようになり、成果が下がってしまう可能性もあります!
インプットを増やすことで逆に成果が下がることもあるんですね!
なぎさ
生産性のあがる工夫
一方で、一時保育や生協の利用は生産性のあがる工夫です。
自分の時間やエネルギーという資源のかわりに、お金という資源を投入しています。
結果的に、こちらのインプットの総量は変わっていません。しかし、ブログを書く時間が増え、生産性もあがっています。
わたしのエネルギーも消費されないので、月の収入<支出とならない限りは、継続できます。
生産性をあげて自分の時間を手に入れる!
「生産性をあげる」という視点から、「もっと家事育児を楽にできないかな?」と考えてみました。
結果、9つの手順が思いつきました。この手順に沿ってやってみれば、あなたも10時間の自由時間を確保できます!
- 日常のタスクを書き出す
- そのタスクをしているのは誰か把握する
- タスクをカテゴリ分けする
- 自分にしかできないタスク、自分がやらなくてもいいタスクを考える
- できるだけ自分しかできないタスクを減らす工夫をする
- 誰でも同じ仕事ができるような仕組みにする
- エネルギーを使わないように、あらかじめ決めれることは決めておく
- できないタスクがあってもよいと考える
- お金と時間の価値のどちらが高いか考える
①日常のタスクを書き出す
まず、1日のタスクを細かく書き出します。
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- カーテンを開ける
- 新聞をとる
- 朝食をつくる
- 朝食をこどもに食べさせる
- 食器を洗う
- 食器を戸棚にしまう
- テーブルを拭く
- こどもの歯磨きをする
- こどもの着替えをする
- テーブルをふく
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- 子どもの寝かしつけ
- 夫と会話する
- レジャーの予定をたてる
朝起きてから寝るまでの時系列に沿って書き出すと思い出しやすいです。
生活の中で家庭を維持するために必要だと思うことは全て書き出します。
「夫との会話」など、一見タスクと思えないこともタスクとして書き出します。
タスクを書き出すときはこちらの記事も参考になります。
②タスクをしているのは誰か把握する
タスクが全て書き出せたら、タスクを誰がやっているのか色分けしたり、チェックをいれたりして把握します。
③タスクをカテゴリ分けする
書き出したタスクをカテゴリ分けします。
わたしの場合、自分に関するタスク(食事、睡眠、お風呂、美容など)を抜けると、以下の4つのカテゴリに分けられました。
- 家事(掃除、洗濯、料理など)
- 子どもに関係するタスク(授乳、トイレトレーニング、着替えなど)
- 子どもとのコミュニケーション(子供と会話、一緒に遊ぶ)
- 夫とのコミュニケーション(夫と会話、一緒に楽しい活動をする)
④自分にしかできない(自分がしたい)タスク、自分でなくてもできるタスクを考える
-
- わたしにしかできないタスク
子どもとのコミュニケーション(子供と会話、一緒に遊ぶ)
夫とのコミュニケーション(夫と会話、一緒に楽しい活動をする)
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- わたしでなくてもできるタスク
家事(掃除、洗濯、料理など)
-
- 場合によってはわたしが担当した方がいいタスク
子どもに関係するタスク(授乳、トイレトレーニング、着替えなど)
授乳はミルクなどに置き換えて他の人に任せることもできます。
しかし、授乳はこどもとの大事なコミュニケーションだ!と思えば、自分が担当すべきタスクになります。
トイレはわたしでなくてもいいタスクと考えていますが、子供が「ママとトイレに行きたいの!」と主張することがあるので、そういうときはわたしが担当した方がいいタスクになります。
⑤できるだけ自分しかできないタスクを減らす工夫をする
ここ、重要なところです。
わたしの自分の時間がとれない最大の問題。
それは、自分でなくてもできるタスクを自分にしかできないタスクにしてしまっていることでした。
我が家の家事・育児のほとんどが「自分にしかできないタスク」に!
なぎさ
たとえば子供の着替え。子供の着替えは「わたしがしなければならないタスク」になっています。
なぜか。夫は子供の着替えがどこにあるかわからないからです。

娘がわたしとお風呂に入りたいと言ったとき、わざわざわたしが娘の着替えをベッドの上にセットしてからお風呂に入らなければなりません。
小さいことですが、わたしのタスクが一つ増えてしまいます。
夫が子供の着替えができないことで問題もありました。
先日わたしは友人と香川旅行に行ったのですが、2日目に夫・子供たちと合流したときのことです。
なんと夫は0歳の息子をパジャマのまま連れてきたのです。
(これはさすがに驚きでした!)
わたしがしなければならないのは、こどもの着替えを夫がスムーズにできるようにすることです。
つまり、収納を見やすく整え、洋服や下着の場所を丁寧に教えることです。
収納を整えることも、夫に洋服の場所を丁寧に教えることも最初は面倒。
ですが、1度やってしまえば「わたしがしなければならないタスク」が一つ減ります。
⑥誰もが同じ仕事ができるような仕組みにする
このように、少し工夫すれば「自分しかできないタスク」を「自分でなくてもいいタスク」に変えることができます。
現時点での我が家では家事の大部分は「わたししかできないタスク」になっています。
うすうすは気づいていましたが、ちきりんさんの著書を読んで、早急に夫がスムーズに家事育児ができる仕組みを整えるべきだとわかりました。
家事を自分だけが担当しなくてよくなれば、多くの時間が生まれます。
一つ一つは小さなタスクですが、積み重ねが大事です!
なぎさ
⑦エネルギーを使わないように、あらかじめ決めれることは決めておく
例えば、料理に関して毎日「今日なにつくろうか」と考えるのは面倒です。
わたしは料理の献立を考えるとき、わりと時間とエネルギーを消費してしまいます。
しかし、「1週間分のメニューを日曜の夜に考える」と決めておけば、あとの6日間は献立を悩むことから解放されます。
「今日何着て行こうかな?」「そろそろトイレットペーパーがなくなる…いつドラッグストアに行こうかな?」など、小さな決断でも積もり積もって多くのエネルギーを消費してしまいます。
なので「月曜日は紺色のパーカーとジーパン!」「第2、第4月曜日にはドラッグストアに行く」などあらかじめ決めておくことにしました。
毎日の小さな決断でエネルギーを消費することがなくなりました!
なぎさ
⑧できないタスクがあってもよいと考える
世の女性は大変です。
「いい女、いい妻、いい母でいなければならない」「仕事と家事育児は両立しなければならない」という圧がまだまだすごいです。
SNSやメディアにもめちゃくちゃ振り回されます。
仕事はバリバリできるのに、めっちゃおしゃれなバリキャリママをみて「すごすぎる」と落ち込む。
北欧風インテリアで丁寧に整えられた部屋の写真をみて「それにくらべて我が家は」と落ち込む。
芸術的センスで盛り付けられた料理がのせられたInstagramを見て「自分にはこんなの無理」と落ち込む。
でも、みんな完璧なわけじゃない
落ち込んでいるひまはありません。だって時間ないし!
現実には、バリキャリママの部屋はめっちゃ汚いかも。
片付けが上手なママは、旦那さんも綺麗好きでよく掃除をしてくれるのかも。
料理上手なママは、子供が中学生くらいでかなり時間があるのかも。
SNSでは、キラキラしたところしか表現しないだけです。そういう場所だから。実際は完璧な人なんていない。
わたしはわたしの得意なこと・すきなことを大切にして、他のことは「できなくてもいいや」と考えることが大切なんだなと思います。
部屋が多少汚くてもよし!
なぎさ
⑨お金と時間の価値のどちらが高いか考える
我が家では、現在わたしが無職。
なので、共働きのときよりもお金の価値が高いです。
だから、外食を減らしたり、旅行を断念したり、さまざまな支出を削っています。
一方で、現在わたしはやりたいこと・やるべきことがたくさんあるのに時間がありません。
なので、時間の価値も高いです。
でも、「自分の時間を得るために無駄な時間を削る」ということには今までそれほど注目してきませんでした。
このように、お金の価値は目に見えやすいけれど、時間の価値は見えにくいです。
だから、お金>時間と考えやすいのです。
わたしは商品の単価が高い生協よりも近所の安いスーパーまで買い物に行った方がいいという発想をもっていました。
だって生協高いんやもん。
しかしよく考えると、0歳、2歳を連れた買い物って結構ハードです。
一人なら15分で終わる買い物にも50分かけたりします。
0歳をチャイルドシートにのせる
車でスーパーまで移動
0歳を抱っこ紐にいれる
2歳をチャイルドシートからおろす
2歳と手をつないで駐車場からスーパーへ
2歳を買い物カートにいれる
買い物
2歳のアレホシイ、コレホシイに対応
2歳がカートから脱走するため対応
会計
0歳を抱えたまま重い荷物を持ち、2歳の安全をみながら車へ
2歳をチャイルドシートにのせる
0歳をチャイルドシートにのせる
車で家まで移動
0歳を抱っこ紐にいれる
2歳をチャイルドシートからおろす
0歳を抱えたまま重い荷物を持ち、2歳安全をみながら家まで移動
めっちゃ大変。
スーパー→ドラッグストア→クリーニングだったら?
さらにさらに大変!
こう考えると、時間とエネルギーを節約するために外注も考えてみようと思いませんか?
だって、amazonならワンクリックでオムツを運んできてくれるんですよ!
生協なら家で子供とままごとしながら、片手間で食材を注文することもできます。しかも10分もかからずに!
これからは、時間や自分のエネルギー>お金と考えたとき、外注化を検討することにします。
圧倒的に大きな時間とエネルギーの消費が抑えられるからです。
さいごに
ブログを書く時間がもっとほしい!ということから、家事育児の「生産性をあげる工夫」についてじっくり考えてみました。
わたしが今回考えた工夫は、ベテランの主婦なら誰でもやっていることかもしれません。
問題は、わたしが本当にギリギリの状態になるまで、「自分でなくてもいいタスク」を「自分しかできないタスク」にしてしまっていたことです。
人は切羽詰った状態にならないと、現在の状況を改善しようとは思いません。
わたしの場合はブログを書きたいという強い思いが、自分の生活について振り返るいいきっかけになりました。
誰もが、「生産性」を意識して工夫することで、もっともっと自分の時間をつくることができ、育児中でも、仕事をしていながらも、自分のやりたいことができるようになるはず。
みんなもやってみてね!